こんにちは、皆さん！今日は、じねん先生のBL漫画『グロウインザダーク』を読んだ感想をお届けします。
この作品は、兄弟間の禁断の愛をテーマにした物語で、発売から間もないにもかかわらず、高い評価を受けています。
『グロウインザダーク』あらすじ
物語の主人公は高校生のヤヒロ。
ある日、部活の友人から送られてきたゲイビデオに、自分の兄・キハチが出演しているのを発見してしまいます。
普段は自分の世話を焼いてくれる優しい兄の意外な姿に、ヤヒロは戸惑いを隠せません。
それ以来、兄と目を合わせることができず、眠れない夜を過ごすようになります。
一方、キハチもまた、弟への深い愛情と葛藤を抱えながら、二人の関係は次第に変化していきます。
『グロウインザダーク』レビュー
『グロウインザダーク』は、兄弟という禁断の関係性をテーマにしていますが、作者の繊細な描写によって、二人の感情の揺れ動きが丁寧に描かれています。
ヤヒロの純粋で一途な思いと、キハチの無償の愛が交錯し、読者は二人の関係性に引き込まれていきます。
特に印象的だったのは、ヤヒロが兄を意識し始める過程です。
兄の秘密を知ってしまったことで、これまで当たり前だった日常が一変し、戸惑いながらも自分の感情と向き合っていく姿に共感を覚えます。
また、キハチの弟への深い愛情と葛藤もリアルに描かれており、二人の視点から物語が進行することで、より感情移入しやすくなっています。
作画も非常に美しく、キャラクターの表情や仕草が細やかに表現されています。
特に感情が高まるシーンでは、絵から伝わる熱量が感じられ、物語の深みを増しています。
全体を通して、禁断の愛というテーマながらも、純粋で切ないラブストーリーとして心に残る作品です。
兄弟愛や禁断の恋に興味がある方にはぜひおすすめしたい一冊です。
